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温度計センサーの種類や測れる温度範囲について

温度計には接触型と非接触型があり、接触型には電気式と機械式のもの、非接触型は赤外線センサーによって温度を計測します。電気式というのは電池を使用するタイプで、機械式というのは金属の特性を活用したものです。機械式には熱で膨張する金属を使った「熱膨張型」と、温度を感じる磁性体で感じることでスイッチができる「感温磁性フェライト」の2種類があります。そして電気式タイプにも金属の電気抵抗率が温度に比例するという特性を生かした「測温抵抗体」と、温度の変化によって電気抵抗が変る半導体を活用した「サーミスタ」、2種類の異なる金属を使った「熱電対温度センサー」と集積回路で計測する「IC温度センサー」の4種類があります。

機械式の熱膨張型は、密閉されたガラス管に2つの強い磁性を持つブレードを入れて封入した「リードスイッチ」と2枚の熱膨張率が異なる金属を貼り合わせて温度が変化するとどちらかが反るという性質を使った「バイメタル」、赤や青色が付いたケロシンという灯油をガラス管に入れて測定する「アルコール温度計」と、水銀を入れた水銀温度計の4種類です。それぞれの種類で、測定できる温度の範囲が異なります。すべての種類を用いるとマイナス200度から1400度までの対象物を測ることができますが、熱電対温度センサーだけでも構造材料によって測れる温度の範囲が変ってきます。例えば鉄は0度から600度まで測れて、銅ならマイナス200度から300度まで測定できます。

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