デジタル温度・湿度計センサーの仕組み

暑い・寒いという気温変化を感じる条件として、気温はもちろんのこと湿度も重要な条件となっています。湿度とは空気中に含まれている水蒸気量を示すもので、数値が大きいほど水分量が多く湿気が増すというわけです。水分量が多いと空気の温度上昇を促すため、必然的に暑さが増します。人間にとって快適に暮らせる環境を用意するには、過ごしやすい気温を維持しなくてはいけません。

住居や商業施設等では四季を通してエアコンを使用するものですが、快適な気温を知る手段で活用するのが温度・湿度計です。以前は水銀を使用したアナログタイプが主流でしたが、現在はデジタル形式のものが主流になりました。ここではデジタル温度・湿度計センサーの仕組みについて、解説をしていきます。デジタル温度・湿度計センサーは単体で販売されているほか、エアコンにも内蔵をされているものです。

水銀などの物理的な触媒は一切使用しておらず、赤外線を照射して空気中の水蒸気を観測するのがポイントとなる機器です。この赤外線とは肉眼では見ることはできないため、不可視光線と呼ばれています。ただし、物質に対して高い反射能力を有するため、この特性を活かしてさまざまなセンサーに活用されています。デジタル温度・湿度計センサーも同様であり、空間に照射をすることで水蒸気に赤外線が反射をした信号をキャッチして目に見える数字であらわされます。

日本であれば摂氏単位になされるため、気温と湿度を効率よく把握することが可能です。